2014年07月25日

ギフテッド(天才児)教育 その2

前回からの続き




  ■天才少年に最大のピンチ!?

  高校の卒業式後に行われるダンスパーティー「プロム」でも、飛び級ならではの苦労があったという。

  「パートナーをみつけなきゃいけないんですが、周りは3歳年上ですので、少し難しいんですよね。気がついたらお姉さんたちは皆パートナーが決まってて。とうとう最後に、別の学校の同じ年齢の女性がパートナーに立候補してくれた。本当は男性から誘わなきゃいけないので、まだ僕は『へたれ』だなあと思うんですけど(笑)」

  −−日本人代表として無事プロムも乗り切ったわけですね

 「実はさらに一波乱ありました。スローダンスというのがあって、普通は自分のパートナーと一緒に踊るんですけど、ダンスがうまい男性がいて、パートナーを取られちゃったんです。悲しい話ですよね(笑)。そのときはクラスメートの女性がダンスしてくれて、なんとかしのぎました」

  ■年齢を意識しない環境

  −−日本では、ややもすると異質な存在を排除しようとする傾向がありますが、カナダの高校ではそういうことはなかったですか

 「そうですね。その理由のひとつとして、僕の本当の年齢を知らなかった人が結構いた。アジア人って若くみえたりするので」

  あるとき、数学をよく教えていた男子生徒から年齢を聞かれ、「13歳」と答えると相手は絶句したという。

  また科目別の飛び級システムがあるこの学校では、同じ授業を学年の違う生徒が受けていることは珍しくない。比較的、学年や年齢を意識しないですむ環境だったようだ。

  「しかし、3歳差というのはさすがにありませんでした。思春期を挟んでいるので、僕は子供にみえますけど相手はほぼ大人で、外見は相当違いがありました。ただ疎外感や孤独感は感じませんでしたね」

  ■最初は英語がビリだった

 −−5歳でカナダにきた当初、英語はしゃべれなかったんですか

 「ESL(英語以外を母国語とする人たちのための英語)のクラスでは小1のとき、ビリのグループにいました。そこから徐々にレベルが上がっていきました」

  −−英語のレベルが上がった秘訣は

 「相手が子供でも、大人のように話しかけたり、本を読み聞かせたりするのはすごく大事だと思います」

  当時、翔さんの母親がとった手法はユニークだ。ベビーシッターを頼んだ近所の小学生に本を音読してもらったのだ。ただ相手も子供だけに1人1時間が限界。そこで休日には6人の小学生ベビーシッターが入れ代わり立ち代わり自宅を訪れていたという。

  ちなみにカナダでは、11歳は子守を「する」側。小学生向けのべビーシッター養成コースがあり、資格を取ることができるのだという。

  −−小さいころから本を読むのは早かったそうですね

 「小3のころには、600ページぐらいの本なら1日で読んでいましたね」

  翔さんは9歳のときに、ギフテッド(天才児)として登録された。

  −−ギフテッドの登録にいたった経緯は

 「学校の先生が、君ギフテッドかもしれないから、と推薦してくださり、そこからテストを何回か受けました」

  カナダのギフテッド・プログラムは、通常の学校授業とは別に政府の公費で行われる特別教育だ。教育委員会と学校レベルの2種類あり、教育委レベルでは各学校から選ばれたギフテッドの子供たちを別の学校に集めて行われる。

  「カナダにはギフテッド教育のほかに、ESLのように英語が母国語ではない人向けの特別教育もあるし、LD(学習障害)の子供向けの教育もある。ある意味、特別教育が必要な人という点では同じです」

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  ■寝ることが大事

  −−高校生のころは授業以外で何時間ぐらい勉強していましたか

 「カナダでは授業以外の活動がけっこう多いんです。僕はボランティアワークもやるし、空手の稽古やピアノの練習もある。日によるんですけど、だいたい2時間から5時間ぐらいですね」

  −−集中するための自分なりの方法などはありますか

 「ちょっと息抜きをしたり、雰囲気を変えたりすることがすごく大事だと思います。気分転換ですね」

  −−親からはどういうことを言われるんですか

 「母は、勉強しろじゃなくて、『早く寝ろ』なんですよ。遅くまで勉強してると、なんで勉強してるんだ、早く寝なさいといつもいわれます」

  規則正しい生活を繰り返すことが、トータルでみると教育上最も効率的なのだそうだ。

  −−寝る子は育つ、ですか

 「カナダがそういう教育なんですよ。早寝早起き。小学生は夜8時ぐらいに寝ちゃうんです。夏だとまだ明るいのに」

  −−翔さんは何時ぐらいに寝ているんですか

 「高校に入ってからは夜10時ぐらいに寝てます。起きるのは朝7時ぐらい」

  −−睡眠はけっこうとってるんですね

 「ずーっと寝てます(笑)。日本だとそんなに寝ないんじゃないかと思うんですけど、カナダは小学生から中学生ぐらいまでは10時間ぐらい寝かせるのが常識です」

  ■13歳で書評を書く

 −−ご自身のブログによると、13歳にして書店で書評を書くアルバイトをしていたとか

 「すごくいい経験でした。僕が書いた書評は本屋に張り出されるし、インターネットのサイトにも出ます。本を従業員価格で安く買うことができるんですよ。(英語の)ライティングコンテストで優勝したのがきっかけでした。ギフテッドの認定を受けていたことも関係ありますね」(西見由章)

  【プロフィル】大川翔(おおかわ・しょう) 平成11年生まれ。5歳のときカナダへ。12歳で高校に飛び級入学。今年、トロント大やマギル大など5大学に合格した。8月には著書『ザ・ギフティッド 14歳でカナダのトップ大学に合格した天才児の勉強法』(扶桑社)を出版予定。



記事は以上です。


日本を除く世界の先進主要国では『ギフテッド遺伝子』の研究が進められています。
物理的な原因で、ごく普通の人がギフテッドになることがあり、ギフテッドほどPSを好ましく思い常用していることなどに光が当たっています。

有益なニュースをお伝えしていきたいと考えています。


posted by psbrain at 21:23| 天才のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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